【易経基礎】いいことも悪いことも永遠には続かない

易の基本

易の世界に存在するのは、ただの変化だけ

常に変化し続けて居るのがこの世界

わたしたちの人生も、わたしたちの世界もすべて何もかも常に変化し続けていて、その変化は常に陰から陽に、陽から陰に変化していきます。わたしたちのこの世界がいくら暗いものであったとしても、わたしたちのこの世界は常に回り続け変化し続けて居るからこそ、いいことも悪いことも永遠には続きません。

人間の思考がひとつのテーマを違うテーマに導いていく

易の世界には、数多くの『卦』という形で変化し続けて居る世界を表現しています。その中にある無数の可能性の中から、今いるテーマである卦から派生したテーマに続いていくだけに過ぎません。ですから、わたしたちが経験するテーマというのは、自分で変えていくことができるのです。

陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる

今見ているこの時間、時期、時代、、、時というものがすべて陰と陽の流れの中に存在しています。ですから、わたしたちの今、ものすごく悲しいことが永遠と続くことではなく、その時代の流れさえ読めればもう、すでに悲しいことは終わるとわかり、いいことも同時に終わるのです。

わたしたちのこの世界は、永遠に続くものなど存在していません。しかし、その時間を長引かせることやしあわせを長い時間味わうということもまた可能です。陰と陽は過剰になり過ぎればあっという間に反転していきます。ですから、急にお金をたくさん所有することになったら、その多すぎた分は無くなり、あまりにも多く物質を持ちすぎれば、精神が削れる、と言った風に、この世界は陰と陽でバランスを取りながら動いているのです。

ひとつだけ無くならないもの

わたしたちの人生の中で、過剰になりすぎるということでたくさんの影響を与えるものが多々ありますが、唯一たくさんあっても失わないものがあります。それは【徳】です。易の中にも仏教の中にもあると思いますが徳は積んだ分、苦労をした分、経験して悟った分だけわたしたちの中に培われ、それがこの森羅万象を表している卦の働きに多分に影響を与えており、その移り変わる世界の中で自分にいい影響をもたらしていくれるのです。

自分にとって都合のいい生き方は中庸の徳を身につけること

陰と陽の変化によって生まれる時代の変化、環境の変化先は自分で変えることができます。いい変化をもたらすのは徳しかありません。そしてさらにその徳の中で最も偉大な徳が【中庸の徳】です。陰と陽のバランスが取れた、強すぎず、やさしすぎない、という最大の徳がわたしたちに備わりさえすれば、自分のことだけにあらず、この世界、この地球にその徳が増して、世界をよりよくしていく力になるのです。わたしたちはつい、自分のしあわせだけ考えてしまいがちですが、わたしたちが自分のしあわせを得るために必要なのは、自分だけの【過剰な】奉仕ではなく、自分と他人に対して与える【奉仕】を『バランスよく』することによって、自分の経験する世界をよくすることもできるのだ、ということです。

自分の捉え方次第でよくもなり、悪くもなる

この常に移り変わる変化の中で、わたしたち自身が考えることはいい卦が出ていたとしても、わたしたちの心が過剰に自己中心すぎるのであれば、いいことはいいこととはならず、物事をあまりにも悲観過ぎすぎても、悪いことしか起こらないようにできています。いくらいつまでも続かないことであっても、最後の最後はわたしたちの心次第に早くよくなるか、気が付くまで永遠と続くのか、それだけのことが起きているにすぎません。

 

自分というものが中心によくもなり、悪くもなる

ですから、わたしたち人間は自分の人生、自分の世界を守るためには【過剰に】何かを期待したり、【過剰に】何かを求めたり、【過剰に】何かを手に入れてしまうことは実はとても恐ろしいことです。わたしたちの心に存在している徳分がいいことを長引かせ、悪いことを長引かせるのですから自分というものをもう少し厳しく、そしてもう少しやさしくする見方が必要ですね

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