在天成象。在地成形。変化見矣。
天上におけるものは、日、月、星、風、雲、雷などに変化していく。
わたしたちの世界の目に見えていることの中には、色々なものの変化が多分に含まれています。その中でも人間に影響を与えるのは天体です。天体は色々な形に変化しつづけており、それらが易そのものだ、と言っても過言ではありません
天の働きを知ることができれば、この世の流れがわかるようになる
わたしたちのこの世界の働きは、天の働きである活発なエネルギーと、物質を表し、色々なものを受け入れる器としてのエネルギーの二種類があります。これらを陰と陽としています。陰と陽という二つの言葉の中には無限のエネルギーが存在しており、それらが交流しながらいろいろな働きをもたらしているのです。疲れを知らない元気でまっすぐなエネルギーが象として形ができ卦となり、そのエネルギーを受け止めて変化をもたらすのが変易として表現されています。
易とは、天地の自然そのものであり、また、人の人生そのもの
天には天の働きが存在しており、また、大地には大地の働きが存在しています。そのそれぞれの中にある場所でまた陰と陽が生まれ、それらが益したり減ったりしながら、陰と陽がお互いにバランスよく、そしてその時の流れの中で一番相応しい働きをしていきます。
易から人が学ぶこと
わたしたちの人生は、それらの偉大で真っすぐで強い天の道と地の道である柔順な陰の道が同時に存在しています。この同時に存在している道に則って、わたしたち自身は人の道というものを学び、天の道である陰と陽、地の道である柔と剛、つまり裏と表、強くたくましい精神と、柔順で素直な心が肉体に養われる道を説いています。ですから、これらの卦の意味はそれぞれの人間の今必要なテーマと考えていくと、わたしたちの人生の変化が今の自分の心の場所からどの方向に向かっているのかを考え、そしてその間違った道に進まないように選択することができるようになります。
占いではできないこと
占いで占うということも易占でできるようになりますが、もっと深めてこの易を見ていくと、今の自分の不安がどこからきて、どこに向かおうとしているのかが見えてくるようになります。わたしたちが今、なすべきことがどこにあるかわからなくなりそうなとき、誰かに頼らなくても天を見て、人の動きを見て、そして自分の今すべき動きがなにか、具体的に書き示されているのが易なのです。
ですから、わたしたちはこの天地の法則、規則、矛盾しない働きを素直に受け止めて、そして時代を読み、流れを読めるようになれば、世の中で何が起き、何が変化しようとしているのかがわかり、自分が迷うことなく人生を歩むことができやすくなるのです




