色んな所に入り込むことができる穏やかで愛情深い人
掴みにくい人物像でありながら、人に愛される人
巽は、どんなところからでも風が入りやすい、ということから「入る」という意味があります。どんな固く閉じた心の中にもスッと入りこむやさしさと穏やかさがあるのが才能です。人の心の中に入り込むように自然な社交性に優れている一方で臭いものには蓋ができないたちであり、情に流されて余計な心配をしてしまうあまりに決断力にかけて、チャンスを逃がしやすい傾向があるようです。
18代目中村勘三郎の精神
わたしの世代では中村勘三郎といえば18代目なわけでありますが、彼の生き様は非常に穏やかで誰隔てなくやさしい、というのが私の子供のころからの印象です。しかしながら、芸事には非常に厳しいところもあったそうですが、とにかく歌舞伎のためにいろいろなことに手を焼き、そしてその歌舞伎界のために自分自らが人の世話までよくして人と付き合ってきたからこそ、中村屋の屋号、歌舞伎そのものが新しい形で紡がれ、その力を残しているのだと痛感せずにいられません。
巽のトラップ行為も才能で乗り越えられる
巽卦は、陽よりの陰性です。ですから本来大人数を相手にするよりは家族を大事にしたり、身近な人に対して愛情を一身にそそぐことが才能であり、しあわせになる方法です。しかし、仕事のためとはいえ、きっといやな付き合いもあったことと思いますが心を家族以外に費やしている時間より、本当に家族と過ごす時間、中村屋が大好きで大事だったからこそ、その思いを胸に仕事を続け、愛情を注ぎ続けてきたのだと思えます。
この卦の人たちは、自分の好きな人とのコミュニケーション、大事な物との隔てがあり、自分の愛情が与えられない、与えてもらえない状況があると人生に意味を見出せなくなります。ですから、これらの人は反対卦に引きずられて独身でいたがる傾向が強いですが、家庭を持って子供を育てて自分の愛情を与えられる環境ができると本当は、しあわせになりやすいです。
残念ながら57歳という若さで他界されてしまいましたが、家族を持ち、愛情を注ぐ相手がいたということはこれほど幸せな人生だったことはないと思います。
まとめ
巽の人の才能は『大事なものに愛情を注ぐ力』が長けていることです。その反対に自分の殻に閉じこもり、恋愛に積極的になりながらも独身でいたがる傾向が強いですが、陰性の性質の人たちは不特定多数に愛されるより、好きな人に愛されることを好みます。ですから、不特定多数の人に好かれる行為より、自分の好きな人だけと関わるでも問題なく、むしろその方が自分のしあわせを感じやすいのです。
結果的にいろんな人の心に飛び込んでコミュニケーションをして、自分を宣伝していくことよりも、好きな人と一緒にしあわせになるために心を砕いて生きていく方がしあわせになります。
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