易経の基本① 太極

Stunning aerial view of sunny fields near Krefeld, Germany, captured at sunrise. 易の基本

太極とは善悪が存在していない絶対無限無私無窮の存在である

先日、朝日テレビカルチャーにて『未来は偶然か、それとも流れか。易経で読み解くこれからの世界』  というタイトルで㏠講座をさせていただきました。

講座の内容はズバリ、今からの世の中についての洞察と、その理由を陰と陽で説明させていただいたのですが、わたしが思っているほどみなさまは世の中に興味なく、前段の陰陽の成り立ちや道徳性についてものすごく興味を抱いていただいたことにちょっと驚きました。(笑)でも、これは精神性がもっと際立ってくる時代になる予兆に感じて非常に素晴らしいことが起きている!とも同時に感じました。というわけで、先日講座で話したことをおさらい程度に書き残します。

易について私が一番素晴らしいと思った解説を書かれている公田連太郎氏の書物『易経講話』から参考にしつつ、しばらく書いておりませんでしたしょうもないことばかり書いていたブログを動かしまして、心機一転、色々お伝えできたらと思います。

陰は陽になり、陽は陰になる

易というのは、歴史が古く宗教が生まれた時から存在していた書物であり、唯一宗教と違う点といえば『明確な信仰対象がない』ということに他なりません。しかし、全く信仰をしていないのではなく、むしろ信仰心がなければこの天地の法則が理解できないのであり、明確に神に対しての向き合い方、目的が違うのです。

西洋宗教の根本理念は【神のため】という大義であり、目的化しており、それが波乱の原因を呼んでいることも多々ありますが、東洋の思想もそれに近しいとはいえ、易思想は【神のため、大地のために人間を活かす】という点が明確に違う点です。ですから、いうなれば【人間の底力を発揮し、世界万物一切のために(神と共に)大活動するべき道を説く】教えであり、【人間が天地と一体化する道を説く】思想である、ということに他なりません。

太極とは

太極とは一体何でしょうか。

それは、自然の絶対摂理であり、大自然であり、大宇宙でありますが、宗教的に言えばエホバであり、弥勒菩薩であり、アメノミナカヌシであり、創造主と言われている物事を作った神である、とされています。ですから、これらの神は絶対無限無私無窮の働きをしており、善悪を持ちません。

そして、これらの創造主から分離された陰と陽の組み合わせたち(すべての陰陽、八卦であり、六十四卦)は、神人と呼ばれている人々であり、同時に徳を積んだ神人、未熟な神人という陰と陽の交わりの中で起きる環境の変化を卦と呼ばれるもので表したものに他なりません。

わたしたち人間はすべて神の一部を胸に抱き、そしてその物質となる体を通じて自然と調和して平和な世界を作り出すための智慧をこの易で学んでいる、となります。

この太極には、現在過去未来すべてが包含されていて、それぞれの卦の働きの中で、現在の中にすべての過去未来が読めるようになっています。それらができるのが、天地の働きであり、その働きを作った太極の中に現在過去未来すべてがあるからです。

八卦図について

易の八卦図は必ずしも地球だけ、世界だけ、国だけ、個人だけ、を紐解くものとして造られたのではなく、【宇宙天地万物一切の成り立ち】を表している図になります。はじまりの太極は⦅全く同時に⦆陰と陽を生み出し、まったく同時にその中に『見えない世界(精神)』『見える世界(物質)』を作り出しました。

陰と陽の同時発生の例

では、全く同時に、というとどのようなことでしょうか。

例えていうならば、わたしのこのブログ文字は(陽)です。この文章を読んだその目の情報があなたの内側に入った瞬間に(陰)になります。

そして、あなた自身の頭や心の中で思考し、考え、答えをさがそうとするその状況はすでに(陽)となります。簡単に言えば、聞いただけのこと、見ただけのことを陰と呼び、自分が発すること、行動することすべては基本的に陽になるとも言っても過言ではありません。

ですから陽になり、陰になります。受け取る、与えるの関係が発生している状況がすでに陰と陽を生んでいるのです。

(全く同時に発生)

ですから、陰と陽がどちらかだけ存在している、という状況はあり得ないということに他なりません。

陰と陽の名称について

その働きは人間にわかりやすいように名称として陽と陰と名づけられました。この陰と陽には、乾と坤という意味や、天と地という意味など無限の意味が存在しています。そして、この陰と陽は時々でいろいろな天地の働きを表すものとして火という意味や、水という意味も持ち合わせています。

大宇宙の成り立ち

日本の神道論によってこの宇宙の道理を当てはめて易の成り立ちを説明していきたいと思います。なぜならば、この宇宙は電気のエネルギーが交わっているので易の中の成り立ちだけでは宇宙論に足りないと思うからであり、説明が完璧すぎるのです。(出口王仁三郎論を用いる)

①宇宙の中に一つの太極が生まれ、霊素である火の働きが生まれた(陽)
➁そして、全く同時に体素である水の働き(陰)が発生する

⦅両儀の成り立ち⦆

③火は一切万物に包含されている。この陰と陽が合体し、霊界(見えない世界)と現実界を(全く同時に)生み出し、季節が出来上がる

※少しずつ、見えている物質現実と関りができてくる(四象)

④四象で発生した精気が電気を発生する

⑤発達して宇宙に電気が発生し、万物の原動力となる八卦が誕生。

天が地を生み出し、山が沢を生み出し、火が水を生み、雷が風を発生させた。そして、同時に東西南北東北東南西南西北の八を生み出した

※完全に物質と精神の分離が明らかになり、明確な陰と陽が発生

これらの陰陽の交わりが8×8=64卦となり、また積み重ねられた6爻の陰と陽の変化が384爻発生するということになるわけです。

陰と陽の働き

表面的な説明にとどめますと、陰と陽の働きの主な働きは

見えない世界と見える世界

つまり、宇宙で言えば宇宙のエネルギー(ダークマターであり、ダークエネルギーであり、未知なるエネルギーなどである)が見えないエネルギーとして存在し、惑星として星々が物質的に存在している状況が陰と陽になります。

地球的に言えば、電気など、見えないエネルギーと、物質的な山川草木などであり、人間的に言えば、酸素が陽であり、肉体が陰である、という形で陰と陽がはっきりと区別されて存在していますが、それらも⦅全く同時に⦆お互いに影響を与え続け、受け取るからこそ秩序が保たれている、というわけです。

どちらかが完全に独立して存在はできず、お互いがあって初めて成り立ち、どちらもなくてはいけない物であって、どちらか一方が欠けてはならず、どちらか一方が止まってもならない。どちらも同時に存在しており、その存在が大きくなるか、小さくなるかだけの問題であり、絶対にどちらかが消えている、無くなっているというわけではない、ということです。

いつでも存在している見えないエネルギー

では、見えないエネルギーって自分のまわりで限定しているものであるのか、単独に存在しているのか、と思いますがそうではありません。目に見えないエネルギーは、この宇宙から常に振動として地球に影響を与え続けて居ます。

ブラックホールは外部からの摂動(衝突や物質の吸い込み)を受けると、鐘のように「準固有振動(Quasinormal Modes)」と呼ばれる固有の振動を発生させ、重力波を放出します。この振動は、ブラックホールの質量とスピンのみで決まる「宇宙の音」のようなもの 

AI による概要

太古の昔より『はじめにコトバあり』と、数多の宗教が伝えてきた原点であり、わたしたちの日常には言葉という⦅音⦆の振動が常に響き渡っています。ですから、わたしたち自身の身の周りで動くもの、発するものなど、全ての行動言動には『音』という振動がなければ動くこともできず、しゃべることも見ることもできないのです。

つまり、わたしたちのみの周りには⦅常に目に見えないエネルギーが存在している⦆のであり、自分が知覚しているかしていないかに関わらず、即、振動に乗り、即、振動によって影響を受け、即、振動によってすべての物事が動かされている、ということになります。

ですから、数多の宗教が説いているように【天(神・陽・見えないエネルギー)はいつでもそこに存在している】のです。

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